薬で虫歯だけを選択的に溶かせるので、健康な歯を削る必要がありません。
不快な音のタービン、マイクロモーターの使用も最小限で済みます。主に初期虫歯治療を対象とし、歯を削ることにリスクがある方、恐怖心がある方などに適応されているようです。
ただし、通常の虫歯治療より時間がかかる場合もあります。
また、歯と歯の間の虫歯の場合や、詰め物をとったり、エナメル質をとったりする場合は、ドリルが必要な時もあります。
HOME >> 基本情報 >> 最新治療情報 >> 最新虫歯治療
最新虫歯治療
なるべく歯を削らず、痛みも抑える、最新の虫歯治療についてご説明いたします。
削らない治療法 カリソルブ
カリソルブは、ジェルの中の成分の次亜塩酸ナトリウムが虫歯の悪い部分を溶かしていきます。ジェルの中に含まれているアミノ酸が健康部分を保護するため、次亜塩酸ナトリウムが虫歯部分にのみ作用するといわれています。
またアルカリ性なので、歯に必要なアパタイトは溶かしません。
カリソルブは、虫歯学の先進国スウェーデンで開発された新しい虫歯の治療法です。
カリソルブ溶液(次亜塩素酸ナトリウムと3種類のアミノ酸の混合溶液) の作用により、感染した象牙質のみを選択的に軟化させることが可能です。そうして専用のインスツルメント(刃の先が丸くなっている)を用い、感染部位のみを除去できるのです。
カリソルブは健全象牙質には作用しませんので、組織を保存し、非侵襲的に治療を行うことができます。
ただし適用可能なケースが限られており、主に(C1~C2)の虫歯などに使用されることとなります。
また現在は、保険適応外の治療です。
オゾンによって虫歯を除去 ヒールオゾン
ヒールオゾンは、病巣の虫歯菌をオゾンにより殺菌する治療方法です。ドイツのカボ社(KaVo本社)で研究・開発されました。
欧米では多くの臨床現場(歯科医院など)で取り入れられています。
オゾンは大気中に存在する気体ですが、素早い殺菌力、ウイルスを不活性化する力、止血効果があるので、医療現場では20世紀初めから広く使われてきました。
特殊な専用の機械で大気中の酸素をとりいれ、治療用オゾンを発生させ、治療部分にあてます。
具体的には、シリコンカバーを装着した器具を20~40秒あて、その後キシリトールなどの入った中和剤を塗布して終わりです。
ヒールオゾンで虫歯菌を除菌・除去することで、唾液の成分に含まれる歯を修復する作用(再石灰化)が有効に働きます。そのため小さい虫歯であれば、歯を削らずに治すことができます。自然治癒力を有効利用するという点では、これまでなかった画期的な治療方法です。

-
- なるべく歯を削らずに、エナメル質・象牙質を温存させます。(歯を削る量が少ないので、痛みも抑えられます)
- 安全性が高く、副作用はいまのところ報告されていません。
- 操作が簡単なので、治療時間が短くてすみます。
- カリエスが再発する確率を、極限まで低下させます。
- 殺菌効果があり、残っている病原菌を死滅させるので、虫歯の再発のリスクが減ります。また、虫歯予防にも使用することが出来ます。

-
- まだ新しい方法のため、進行した虫歯の場合は、適応できなこともあり、いままでどおり歯髄を取る必要があります。
- 治療を行っている歯科医院が少なく、実績が不十分です。
- 健康保険は適用されません。
ウルトラフィル 根管充填システム
重度に進んだ虫歯は神経の処置をする場合があり、歯の根の治療が必要になります。
根の治療では、神経の中をきれいにして薬物を入れます。
この後、(従来の治療法では)柔軟な樹脂でできた充填剤を、歯の神経が通っていた部分に詰めます。そうして徹底的に洗浄された根管内を、緊密に薬剤で封鎖します。
しかし症例によっては根管側枝まで詰めることが出来ない場合もあり、また治療時間も長くかかります。
こうした難治症例に対しては、ウルトラフィルという装置を使って根管充填します。
ウルトラフィルでは温めて溶解した薬剤を注入するので、根管壁に密着させての緊密な充填ができ、隙間無く詰めることが可能になります。
また液状にすることにより、従来法では詰められなかった根管側枝にも、薬剤の充填ができるようになりました。
根管治療は見えない部分の治療ですが、かぶせ物を作るに当たっても基礎になる、重要な治療です。










