虫歯のメカニズムや、虫歯になりやすい人・なりにくい人の区別など、虫歯についての情報をご紹介します。
虫歯
歯の表面に付着した虫歯菌の塊(バイオフィルム)が、食事の度に栄養を取り込み、プラーク中の酸の濃度が高くなり酸を放出します。
放出された酸が「エナメル質」内部に浸透すると、歯の表面からカルシウムやリンが溶け出し、脱灰が進みます。
この一方で、唾液中のカルシウムやリンは歯の表面に取り込まれ、酸に溶かされた部分が再生します 。これを再石灰化と呼びます。
しかし、脱灰の作用が再石灰化の作用より大きく働くと、徐々に歯の表面が粗造になり、しまいには穴があいて虫歯になる場合があります。
さらに悪化すると、歯の外側の硬いエナメル質が溶かされ、歯の奥まで虫歯菌が侵入します。こうして内部への穴の連鎖が続いていきます。
虫歯は、始めはゆっくりと進行していきます。
しかしエナメル質の下にある象牙質に達すると、(エナメル質よりも軟らかいため)侵食は急速に進行します。侵食は歯の深部にあたる神経と、血管が通る歯髄にまで及びます。
虫歯の穴がエナメル質を貫通するには約2~3年かかりますが、象牙質から歯髄へは1年足らずで到達するとされているようです。
そのため象牙質から始まる歯根部の虫歯は、短時間で多くの歯の構造が破壊されます。
虫歯が進み、深さが歯の神経のあたりまで接近すれば、痛みや歯がしみるといった症状が現れます。歯が大きく厚みがあるほど、症状が現れるまでに時間がかかります。
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